リフォームと同じような使い方をされる言葉に「リノベーション」というものがあり、クライアントの方で2つの言葉の違いを疑問に思われる方がいらっしゃいます。間違った言葉を使って誤解が生まれるのを避けたいのかもしれません。
ですが、この二つの言葉を使い分ける必要は少なくとも今のところはありません。もちろん、違う言葉であるからには厳密な意味は異なります。辞書によると、
リフォーム:作り直すこと。洋服の仕立て直し。また,建物の改築。
リノベーション:既存建物を大規模に改装し,用途変更や機能の高度化を図り,建築物に新しい価値を加えること。
(スーパー大辞林より)
ということで、リノベーションというと単にものの取り替えるというだけではなく使い方そのものも根本的に変えてしまおう、というより高い目的意識を感じます。
ただ、印象としてはその微妙な違いが浸透しきっていません。設計者である自分も含め、私の周囲ではどんな内容でも「リフォーム」という言葉で統一されていて、「リノベーション」という言葉は使われていません。もし「リノベーション」という言葉を出したら違和感が出て会話がぎこちなくなる気さえします。
大事なことはお客様が「どんなことを実現したいか」ということを探っていくことにつきます。つきます。細かな言葉の違いはあまりお気になさらず、「リフォームもリノベーションも同じようなもの」と割り切って会話していただくのがよいでしょう。